2026年11月2日(月)

Claude Code開発者は確認を

入れただけでPCに裏口を作られた

偽Claude CodeCursorのストアに改ざん版、約11時間(最大5,000人)

1何が起きた?

Cursorのストアに改ざん版

いつ?
日本時間10月29日18時27分〜30日5時35分ごろの約11時間
何人?
影響は最大5,000人とCursorが説明したと報道

何が起きたか

AIコードエディタのCursorは10月29日、自社の拡張機能ストアに、Anthropicの「Claude Code」拡張を改ざんしたものが置かれていたと発表しました。対象はWindowsとmacOS向けの2.1.312と2.1.313で、配布されたのは太平洋時間の10月29日2時27分から13時35分ごろ(日本時間で29日18時27分から30日5時35分ごろ)です。Cursorはストアを止めて鍵を交換し、作り直してから再開しました。ほかの拡張に改ざんはなかったとしています。

なぜ大事か

拡張機能は名前と発行元を信じて入れるものなので、公式と同じ名前で配られると、利用者には見分けがつきません。Cursorは「この改ざん版はAnthropicが作ったものではない」と説明しています。影響は最大5,000人とされ、拡張全体の利用者数とは別の数字です。

日本への影響

日本の被害は報じられていません。ただし時間帯は日本の夜から早朝にあたります。この間にCursorで拡張が入った、または更新された人は確認が必要です。

2何をされる?

知らないうちにSSHの裏口、拡張が読み込まれるだけで動き、Claude Codeを使わなくても実行された

どう動く?
攻撃者のSSH鍵をPCに登録し、外部のサーバーへトンネルをつなごうとする
何を送る?
PC名、Gitのメール、公開IP、KEYやTOKENを含む環境変数の名前など

何が起きたか

セキュリティ企業Phorionなどの分析によると、改ざん版は拡張の本体ファイルの先頭に不正なコードを足したものです。拡張が読み込まれると自動で動き、攻撃者のSSH鍵を authorized_keys に追加し、外部サーバーへの逆向きのトンネルを約60秒ごとに試します。PC名、ユーザー名、OS、Gitのメールアドレス、公開IPのほか、鍵やトークンに見える環境変数の名前も送ります。

なぜ大事か

SSHの鍵が登録されると、パスワードなしで外からそのPCに入れる状態になります。macOSでは「リモートログイン」が元々オンの場合に裏口が使える状態になると報じられています。環境変数は名前だけが送られますが、どんな鍵を持っているかが攻撃者に伝わります。

日本への影響

仕組みは国を問いません。報道では、攻撃者のサーバーはすでに止まっているとされています。

3誰が対象?

CursorのMac・Windows

対象は?
CursorのストアからMac・Windows向け2.1.312か2.1.313が入った人
入口は?
どう登録されたかは未公表。Anthropicは自社の侵害を否定と報道

何が起きたか

Cursorの発表が対象としているのは、WindowsとmacOS向けの2.1.312と2.1.313です。最初の報道では npm、Open VSX、Microsoftの VS Code Marketplace も対象とされましたが、BleepingComputerは、配っていたのはCursorだけだと後に確認されたと伝えています。Claude CodeのCLI(ターミナル版)が改ざんされたという報告はありません。

なぜ大事か

どうやって公式の名前で登録できたのかは、Cursorからも説明がありません。報道では、Phorionが「公式アカウント経由で出た」と主張する一方、Anthropic側の担当者は「Cursorのストアへのアクセスが使われた」と述べたとされ、見方が割れています。版の番号も、報道によっては2.1.313だけで、Cursorは10月30日に対象の版を更新しました。

日本への影響

VS Code本体のストアから入れた人は、現時点の報道では対象外です。Cursorを使っている人は、自分の拡張の入手先と時間帯を確かめる必要があります。

4心配な点・やること

更新しても裏口は残る、拡張を消すだけでは足りない可能性があるとCursorが注意

確認は?
authorized_keysに「svc-telemetry」の鍵がないか探す
見つかったら?
Cursorの除去スクリプトを実行し、別のPCからトークンやSSH鍵を交換

何が起きたか

Cursorは「拡張をアンインストールするだけでは足りない場合がある」としています。自動起動の仕組みが拡張のフォルダの外に作られるためです。確認は authorized_keys で svc-telemetry という名前の鍵を探します。Macでは LaunchAgents の com.apple.sysmond.plist、Windowsでは SysMon という予約タスクも目印です。Cursorは macOS と Windows 用の除去スクリプトを公開し、影響を受けたPCの隔離、不正な鍵と自動起動の削除、作り直しの検討、信頼できる別の端末からの認証情報の交換を求めています。

なぜ大事か

AIのコーディング道具は、GitHubやクラウドの権限を持ったPCで動きます。交換の対象は、GitHub、CI、クラウド、パッケージ配布のトークンと、そのPCで使っていたSSH鍵です。

日本への影響

企業で開発者がCursorを使っている場合は、個人の確認だけでなく、会社のPC全体で同じ確認が必要です。

元記事Claude Code extension security notice(Cursor)Cursor / BleepingComputer・2026年10月30日
元記事Claude Code extension poisoned with persistent SSH backdoor(Help Net Security)Help Net Security / BleepingComputer・2026年10月30日
元記事Malicious Claude Code extension on Cursor planted SSH backdoors(BleepingComputer)Cursor / BleepingComputer・2026年10月30日

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