ストーニーブルック大学医療・研究
退院の書類をAIで、長い入院の退院サマリー、医師はAI版を95%で選んだ
- どんな研究?
- 7〜21日入院した60件で、AIと人が書いた退院サマリーを比較
- 結果は?
- 医師の評価で95%がAI版を好み、読みやすさや抜けの少なさも上
- 注意点は?
- AI版にも誤りはあり、医師の確認は欠かせないと研究者
何が起きたか
米ストーニーブルック大学の研究チームは、7〜21日の長い入院となった内科の患者60件について、大規模言語モデル(LLM)が書いた退院サマリーと医師が書いたものを、入院担当医とかかりつけ医に比べてもらいました。その結果、95%の入院でAIが書いたほうが好まれ、全体の質・読みやすさ・正確さ・抜けのなさでもAI版の評価が高くなりました。論文は医学誌 npj Digital Medicine に掲載されました。
なぜ大事か
退院サマリーは、退院後に患者を診る医師へ入院中の経過を引き継ぐ大事な書類で、長い入院ほど書くのに手間がかかります。ただしAI版にも人の版にも誤りがあり、害の大きさには統計的な差がなかったとされ、研究者は記録に使う前に医師が確かめることが欠かせないと強調しています。使ったAIモデルの名前は明らかにされておらず、実際の現場での検証はこれからです。
日本への影響
日本でも医師の働き方改革で書類作業の負担を減らすことが課題になっており、電子カルテの文書作成にAIを使う試みが進んでいます。この研究は米国の1病院でのもので、日本の医療現場ですぐ同じ結果になるとは限りません。
海外の報道や各社の発表をもとに、ai.1min.news が日本語でまとめました。AIの使い方と編集方針