2026年10月18日(日)

夜のAIニュース

MSが判断特化の9Bモデルを公開

MSが判断特化の9Bモデルを公開(表紙画像)
SNSで配信した画像

1Microsoft新モデル

MSが判断特化の9Bモデルを公開

何が起きたか

Microsoftは、AI開発基盤のMicrosoft Foundryで、約90億パラメータの「Microsoft-Decision-1」の提供を始めました。文章を生成する代わりに、あらかじめ決めた選択肢それぞれの確からしさを採点するモデルで、入力100万トークンあたり0.042ドルと掲載されています。

なぜ大事か

AIエージェントが次に何をするかを選んだり、問い合わせを担当部署に振り分けたりする場面では、長い文章より速く安定した判断が求められます。用途を絞った小型モデルを組み合わせることで、費用と処理時間を抑える流れを示しています。

日本への影響

日本企業でも、問い合わせ対応や社内業務をAIで自動化する取り組みが進んでおり、Azure経由で利用できる安価な判断用モデルは選択肢の一つになります。ただし日本語での精度は公表されておらず、導入前の検証が必要です。

2Yandexデータセンター

露の大手クラウドがドローン攻撃で障害

何が起きたか

ロシアのYandexは10月8日、リャザン州サソボにある主要データセンターがドローン攻撃による火災で全面停止したと発表しました。Yandex Cloudの一部の区画(ru-central1-b)が止まり、銀行やRuTubeなど多くのサービスに接続障害が出たと報じられています。

なぜ大事か

ロイター通信によると、この施設にはYandexがAI開発に使うスーパーコンピュータ3台のうち2台があるとされ、損傷の有無は分かっていません。戦争の中でデータセンターそのものが攻撃対象になった初めての例とみられ、AI基盤の物理的な脆さを示しました。

日本への影響

日本企業への直接の影響は報じられていません。ただ、クラウドや計算設備が一つの拠点に集中していると、災害や攻撃で一斉に止まるおそれがあるという点は、日本の事業者にとっても参考になります。

編集注SNSで配信した画像では「同社は状況を未発表」としていましたが、Yandexは火災と区画の停止を発表しています。発表されていないのは、スーパーコンピュータの被害の有無と攻撃元です。(10月18日追記)

3日本政府サイバー

政府が警戒強化呼びかけ被害は過去最多へ

何が起きたか

政府の国家サイバー統括室は、省庁を通じて自治体や企業に、セキュリティ更新や強いパスワードの使用、取引先を含めた対策の強化を求めました。読売新聞とトレンドマイクロの調査では、今年の被害はすでに500件を超え、昨年の473件を上回る見通しと報じられています。

なぜ大事か

政府は、AIの利用によって脆弱性(システムの弱点)が複雑になっていると指摘しています。カーシェアや鉄道会社などで数百万人規模の個人情報流出が相次いでおり、被害が一般の利用者にも及んでいます。

日本への影響

日本国内の話で、企業は自社だけでなく委託先や取引先も含めた対策の見直しが求められます。個人も、利用中のサービスからの流出の連絡やパスワードの使い回しに注意が必要です。

今日のAI活用Tips

  • 資料はProjectsに入れて使い回す

    Projectsに資料を入れると、そのプロジェクト内の全チャットで文脈として使われます。指示はSet project instructionsで固定でき、容量が増えると有料プランではRAGモードが自動で働きます。

  • Grok APIの検索をドメイン指定

    xAI APIのweb_searchは、allowed_domainsで検索先を最大5ドメインに絞れます。除外はexcluded_domainsで、同じリクエストでは併用できません。

この記事は海外の報道や各社の発表をもとに、ai.1min.news が日本語でまとめたものです。AIの使い方と編集方針