2026年10月25日(日)

SpaceX編②SpaceX編②

捨てるはずのロケットが立って帰ってきた

着地成功2015年12月21日、打ち上げたロケットが発射場に戻った

12008〜2014年

ロケットは使い捨てだった、宇宙へ行ったロケットは、海に落として捨てるのが当たり前だった

NASAとの契約は?
2008年12月、宇宙ステーションへの補給12回分・16億ドルを受注
何がもったいない?
1段目と先端カバーだけで、打ち上げ費用の約8割を占める

何が起きたか

SpaceXは2008年12月、NASAから国際宇宙ステーションへの物資補給を12回分、16億ドルで受注しました。当時のロケットは、打ち上げのたびに機体を使い捨てにするのが普通でした。

なぜ大事か

打ち上げ費用の大部分は1段目と先端のカバーが占めるため、これを回収して使い回せれば宇宙へ行くコストを大きく下げられます。

日本への影響

日本のH-IIAなど、当時の世界のロケットもほとんどが使い捨てでした。

22015年 1月〜6月

失敗が続いた半年、海上の船への着地に挑むも、うまくいかない

船への着地は?
1月と4月に挑戦したが、どちらも失敗
6月28日には?
補給船を積んだロケットが139秒後に空中分解
原因は?
タンクの中のボンベを留める部品が壊れた(調査報告)

何が起きたか

2015年の1月と4月、SpaceXは海上の船にロケットの1段目を着地させようとしましたが失敗しました。さらに6月28日には、宇宙ステーションへの補給船を載せたロケットが打ち上げから139秒後に空中分解しました。

なぜ大事か

原因は2段目のタンク内でヘリウムのボンベを固定する部品が壊れたことで、NASAの調査は宇宙用ではない工業用の部品を使った設計ミスの可能性が高いとしました。

日本への影響

宇宙ステーションへの物資補給は、日本の補給機「こうのとり」も担っていました。

32015年 12月21日

ついに着地成功、打ち上げた1段目が、立ったまま戻ってきた

何を運んだ?
通信衛星11基を宇宙へ届けた
どこに戻った?
フロリダの着陸場「ランディングゾーン1」
本人の言葉
「損傷なし、また飛べる」(本人のX投稿)

何が起きたか

2015年12月21日(現地時間)、通信衛星11基を載せたファルコン9が打ち上げられ、役目を終えた1段目が発射場近くの着陸場に垂直に着地しました。宇宙へ荷物を届けるロケットの1段目が戻ってきたのは世界で初めてです。

なぜ大事か

使い捨てだったロケットを回収できると示したことで、宇宙へ行く費用を下げる道が開けました。マスク氏は年末に、回収した機体に損傷はなく再び飛べると投稿しています。

日本への影響

日本でもJAXAなどがロケットの再使用に向けた研究を進めています。

42016〜2017年

海の上でも2回目も、船への着地と、再打ち上げに成功

船への着地は?
2016年4月8日、海上の船への着地に初めて成功
再利用は?
2017年3月30日、一度飛んだ1段目で再び打ち上げ
何がすごい?
宇宙へ行ったロケットの1段目の再飛行は世界初

何が起きたか

2016年4月8日、SpaceXは海上の無人船への着地に初めて成功しました。2017年3月30日には、一度飛んで戻ってきた1段目を使って通信衛星SES-10を打ち上げました。

なぜ大事か

回収したロケットで実際に衛星を届けられたことで、再利用が実験ではなく商売として成り立つと示されました。

日本への影響

その後、日本の企業の衛星や探査機もファルコン9で打ち上げられるようになっています。

52020年 5月30日

人を乗せて宇宙へ、飛行士2人を宇宙ステーションへ運んだ

誰が乗った?
NASAのハーリー飛行士とベンケン飛行士
なぜ歴史的?
米国からの有人打ち上げは、2011年のシャトル引退以来9年ぶり
ほかには?
民間企業の宇宙船で人を運んだのは初めて

何が起きたか

2020年5月30日、SpaceXの宇宙船クルードラゴンがNASAの飛行士2人を乗せて打ち上げられ、翌日に国際宇宙ステーションにドッキングしました。

なぜ大事か

2011年にスペースシャトルが引退してから、アメリカは自国から人を宇宙へ送れていませんでした。民間企業が人を運ぶ時代の始まりになりました。

日本への影響

その後のクルードラゴンの飛行には、野口聡一さんや古川聡さんなど日本人宇宙飛行士も搭乗しています。

元記事Commercial Resupply Services - WikipediaWikipedia(Commercial Resupply Services ほか)・2026年10月25日
元記事SpaceX CRS-7 - WikipediaWikipedia(SpaceX CRS-7)/ NASA調査・2026年10月25日
元記事Falcon 9 flight 20 - WikipediaWikipedia(Falcon 9 flight 20)/ 本人のX投稿・2026年10月25日
元記事SpaceX reusable launch system development program - WikipediaWikipedia(SpaceX reusable launch system)・2026年10月25日
元記事Crew Dragon Demo-2 - WikipediaWikipedia(Crew Dragon Demo-2)・2026年10月25日

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