2026年10月29日(木)

MicrosoftAIと仕事

Microsoftが4人に1人へ退職提案

社員の27%約6万人に「辞めませんか」と希望退職を提案

Microsoftが4人に1人へ退職提案(SNSで配信した画像)
SNSで配信した画像・Photo: Wikimedia Commons / Atomic Taco / CC BY-SA 2.0

1何が起きた?

約6万人に希望退職、社員の約27%が対象。米国時間10月26日に社内へ通知

誰が発表?
人事のトップ、エイミー・コールマン氏が社員向けのメモで知らせた
どこの社員?
米国・英国・カナダ・インドの4か国。報道では日本は対象に入っていない
どんな人?
社内の等級が70以下の社員で、上は副社長クラスまで含まれる

何が起きたか

Microsoftは米国時間10月26日、社員の約27%にあたる約6万人に、希望退職(会社が条件を示し、本人が手を挙げれば辞められる制度)を提案しました。人事のトップのエイミー・コールマン氏が社員向けのメモで知らせ、対象は米国・英国・カナダ・インドの社員です。

なぜ大事か

対象は社内の等級が70以下の社員で、副社長クラスまで含まれるとSiliconANGLEは伝えています。コールマン氏はメモで「希望退職は私たちにとって新しい試みで、ここから学ぶ」と書いています。

日本への影響

報道で挙がっている対象国は4か国で、日本法人の社員が対象になるかどうかは発表されていません。

2なぜ今?数字で見る

AIに約6.5兆円、人を減らしながら、3か月でこの額をデータセンターなどに投じた

いくら使った?
6月までの3か月の設備投資は約6兆5000億円(410億ドル)
1年では?
2026年度(6月まで)の支出は約23兆円(1453億ドル)
社員の数は?
6月末で約22万3000人。1年前より5000人減った

何が起きたか

Fortuneによると、Microsoftの6月までの3か月間の設備投資は410億ドル(約6兆5000億円)、2026年度(2025年7月〜2026年6月)の支出は1453億ドル(約23兆円)でした。多くはAI用のデータセンターの建設に向かっています。

なぜ大事か

AIを動かすには大量の半導体とデータセンターが必要で、そのお金を確保するために人件費を抑えているとFortuneやSiliconANGLEは伝えています。会社自身は、退職の提案と投資を直接結びつける説明はしていません。

日本への影響

1ドル=158円で換算しています。日本でもMicrosoftはデータセンターへの投資を進めていますが、今回の発表との関係は示されていません。

3いつ・どんな条件?

12月31日で退社、応募は12月の第1週まで。退職金は勤めた年数で決まる

退職金は?
米国では最低でも8週間分の給料。株の受け取り、医療保険、再就職の支援も続く
初めて?
2回目。4月に、勤続の長い米国の社員の約7%に初めて希望退職を提案した

何が起きたか

Fortuneによると、対象の社員は12月の第1週までに応募し、応募した人は12月31日に退社します。退職金は勤めた年数で決まり、米国では最低でも8週間分の給料に加え、株の受け取り(権利確定)の継続、医療保険、再就職の支援がつきます。国ごとの条件は各国の労働法によって変わります。

なぜ大事か

Microsoftの希望退職は今年2回目です。4月には、勤続の長い米国の社員の約7%に、初めて希望退職を提案していました。

日本への影響

日本の社員向けの条件は発表されていません。

4心配な点

何人辞めるかは不明、解雇も続く。2025年に1万5000人超、今年7月に約4800人

何人が応募?
会社は他社の似た制度では応募は3〜5%と説明。6万人なら約1800〜3000人
どの部署?
どこが減るかは不明。営業や技術の一部のチームは参加しないと報道

何が起きたか

何人が応募するかについて、Microsoftの広報は、似た制度を行ったほかの大手IT企業では3〜5%が応募したと説明しました。6万人にあてはめると約1800〜3000人です(当サイトの計算)。どの部門の人が減るかは明らかになっておらず、営業・マーケティング・技術の一部のチームは参加しないと報じられています。

なぜ大事か

Microsoftは希望退職とは別に、2025年に1万5000人を超える人員を削減し、2026年7月にも約4800人を減らしました。最近の削減はゲーム事業のXboxが中心でした。

日本への影響

GoogleやAmazonも人員を減らしており、AIへの投資と人の数の見直しは大手IT企業に広がっています。日本の拠点への影響は発表されていません。

海外の報道や各社の発表をもとに、ai.1min.news が日本語でまとめました。AIの使い方と編集方針