RevolutAIのコスト
AI代9割減、英金融アプリRevolutが、開発用AIを自前で動かすモデルに切り替え
- 何をした?
- ClaudeやCodex中心から、中国Z.aiの公開モデルGLMを社内で動かす形に
- どれだけ安い?
- AIの利用料が約9割減。技術者約2000人が使う(同社の説明)
- 何に効いた?
- コードを書くより、不具合の調査や作業チケットの処理で効果が大きかった
何が起きたか
英国の金融アプリ大手Revolutのインフラ担当責任者デビッド・アビトル氏は、10月のAI開発者向けの会議で、開発に使うAIの費用を1年足らずで約9割減らしたと話しました。2026年初めにはClaude Codeを使っていましたが、中国Z.aiの公開モデルGLM(5.1、のちに5.3)を、NVIDIAのB200 GPU 56基で社内に置いて動かす形を標準にしました。約2000人の技術者が使い、同社によると100万トークンあたり約0.3ドル(約48円)で、Claude CodeやCodexの約10分の1の費用だとしています。
なぜ大事か
以前は技術者1人あたり月1000〜1万ドル(約16万〜160万円)をAIに使っていたものの効果が見えにくかったといいます。費用を気にせず使えるようになると、不具合の調査やチケット処理など、コードを書く以外の作業での効果が大きかったと説明しています。一方、GLMは文字しか扱えないため、画像を含む作業はGeminiなどの商用モデルに回しており、商用モデルを完全にやめたわけではありません。数字は同社の説明で、第三者の検証はありません。
日本への影響
自前のGPUで公開モデルを動かす方法は初期費用がかかるため、大企業向けの選択肢です。中国製モデルへの不安についてアビトル氏は、中国国外の自社や地域のクラウドで動かせば心配は小さいとしていますが、日本企業が採用するときも情報の扱いの確認は欠かせません。
海外の報道や各社の発表をもとに、ai.1min.news が日本語でまとめました。AIの使い方と編集方針